2015年2月26日木曜日

Smartalk(アンドロイド)とAGEphone(WIn7)の通話、PlantronicsのWIn7ドライバ問題

月額無料で通話しただけ課金されるSmartalkを使っている。しかし、音質が通話中に悪化する問題が起こっていて、原因を切り分けるためにWin7にソフトフォンを入れてSmartalkをアンドロイドで使うのとは著しくことなった条件を作ってみた。結局ソフトフォンとしてはAGEphoneを使ってみた。Softonicを探しても素晴らしくレビュー点数のよいソフトフォンは見つけられず、日本語の説明が詳しくて、設定が簡単、以前に古いバージョンを使ったことがあるということでAGEphoneを選んだ。しかし、BluetoothヘッドセットをWin7で使うのに難航し、結局PlantronicsのM165から音を出すのにチップセットベンダーであるBroadcomからドライバをダウンロードしてインストールする必要があった。なお、M165は新品同様で買った中古品である。結構高級なものだが、以前から中途半端なものを買って後悔してきたので、バッテリ劣化の不安はあったものの販売者を信じてアマゾンで中古品を買った。

プラントロニクスのWin7対応はどの機種でもひどいようで、以下にリンクを示す。
M165
M155
Discovery 975

まとめると、Broadcomとマイクロソフト、プラントロニクスの3者で何らかの利害がぶつかっていて、マイクロソフトの標準ドライバとして扱われておらず、パソコンメーカーがインストールしてくれなければ、Broadcomから自分でドライバを入れる必要があるということのようである。

それでも結局、AGEphoneでM165のマイク入力を選択することができず、M165に備わっているボタンによる着信操作も通用せず、AGEphoneからSmartalkへとかけたらSmartalkで出てもAGEphoneは呼び出しを続けた。Smartalkで発信してAGEphoneで着信すると呼び出しの問題ない。手間がかかった割りには、着信のたびにパソコンの前に向かってマウスとマイクが必要ということになってしまった。いまいちである。あくまで通話のテスト用のセットアップとしてしか使えそうにない。

Fusion IP Phone SMARTのアカウントを2つ持っているので、それぞれをSmartalkとAGEphoneに割り当てて、通話のテストを行った。通話途中でSmartalkの入力音声が劣化する現象は、SmartalkをWiFiで使った時に4回接続した中で2回発生した。機械の合成音のようになって、うまく聞き取れない。WiFiから切り離してヨドバシWirelessgate SIMによる3G通信の状態にすると、起こらないようである。条件を一定にするために、WiFiと3Gの両方で、u-Lawのコーデック、10msec固定を設定している。

音質劣化の原因はWiFiが混み合っているせいなのだろうか。チャネルを避けあったときに、おかしくなるのかもしれない。あるいは、Androidスマホがぼろいので、SmartalkとWiFi接続のときだけ相性が悪いのかもしれない。

・・・それもないか。コーデックが音質を支配していて、チャネルを避けあっておかしくなるのであれば、音の劣化は避けたあとで回復するはずである。設計上、規格上、コーデックはそういう作りになっているべきものである。u-Law、通称G711やPCMUと呼ばれている最も普通のコーデックを疑うわけにはいかず、コーデックをWiFiと3Gで同じ条件にして、WiFiだけで障害が起こるということは、SmartalkのアプリでWiFiのときだけ、何か、コーデックの上流か下流で特別な処理を加えているのではないだろうか。

次は、スマホ側のアプリをCSIPsimpleか何かに変更してみたい。ただ、音質劣化の問題とは別に、遅延はWiFiと3Gの両方で大きい。測ってはいないが、十分話しにくいと思わせてしまう遅延の大きさなので、遅延も音質劣化に対するクレームの遠因である。もしかしたら、電話番号付きのMVNO SIMと楽天でんわへと切り替えことになるかもしれない。

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