2015年3月5日木曜日

ミュンヒハウゼン症候群

UNdianosedにまとまりをもたせるために、節の分離作業を行っています。ミュンヒハウゼン症候群についての節を、こちらに修正しながら転記します。

 私は健康なふりをして就職し、就労していた。しかし、その一方で体調が悪いと訴えるも、家族には聞き入れてもらえず絶望していた。つまり、仮病とか詐病とかの類、または、成長痛のようなものを大げさに訴えていると扱われたために、処世術として健康なふりをして問題をこじらせないように生きてきた。そして結局は老化が進むようにじわじわと進行する中で焦り、救急搬送され、職場を去って、体調の良い時期だけ働くべく自営業の翻訳業に移行するも、昼夜逆転の生活が難しく、主夫業の方をとることになって今に至る。先天性代謝異常症の検査で部分的に陽性反応が出ることで、診断は得られていないものの完全に健康な状態でないことが証明された。・・・一応のところは。

 結局私は仮病だと言われることに怯えて生きてきたのだと思う。最近になって、仮病、詐病のことが、医学用語ではミュンヒハウゼン症候群という名称で呼ばれていることを知った。確かに、検査で陽性が出ていなければそう呼ばれても仕方がないのかもしれないが、医師からそう思われるよりも、体調不良を訴える度に家族から仮病と思われたことが何よりもつらかったのだ。逆ミュンヒハウゼン症候群と呼べばいいのだろうか? 人が突然死すると、過労や何かが疑われることが多いが、実際には体調不良を抱えながら健康なふりをして生活している場合もありうると思う。と言っても、私の場合は検査で陽性が出ると分かるまでに、体調不良を認識してから30年かかっているので、実際問題、アルコール中毒や心身症を患ううちに、元の疾患が何だったのかは途中からうやむやになる場合の方が多いだろうと思う。

 ミュンヒハウゼン症候群という学名があるならば、日本人口の何%が、ミュンヒハウゼン症候群を患っているか、また、逆に当初はミュンヒハウゼンと思われたものが後に原発性の疾患を認められたか、統計として表されるべきだと思う。

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