2015年3月5日木曜日

筋生検しても確定診断できない割合

UNdianosedにまとまりをもたせるために、節の分離作業を行っています。この節を、こちらに修正しながら転記します。統計のリンク先が削除されてしまったため、代わりの統計を探しているのですが、やはり各医局であまり好ましくない統計という扱いとなっているようで、いまだに見つけられずにいます。このような次第で、まだこの節は完成しておりません。


 筋生検を行ったうち、何割が確定診断に至るのか、というのは、実際にメスをいれられる立場としては非常に気になるところである。しかし、医師の口からは具体的な数値は言ってくれないことが多いと思う。

 全国規模の統計はないが、病院ごとの統計は公表されている場合がある。これは熊本大学病院発達小児科のものである。

 「表1 疾患別筋生検検査数(年別)」の一番左上「1.筋疾患」のセルから数えて、下に五番目のセルの最下行に、「確定診断不能」とある。これは1990年から1995年までの合計で53件である。その上方にある確定診断が得られた筋疾患件数を全て足し合わせると、74件であるから、筋生検を行っても約7割が確定診断に至らなかったことを示している。発達小児科とあるので、成人の神経内科と数値は異なるかもしれないが、大雑把に言っておよそ半分で確定診断に至らないという傾向は同じであろう。

 しかし、この筋生検で陽性となる疾患を排除して、残りの疾患の検査につなげる(鑑別診断)という意味で、例え筋生検の直後には半分しか確定診断に至らなくても、行う意義があるのだろうと思う。

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